お米は世界で何種類ある?日本のお米の品種は何種類?意外と知らないお米の世界
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コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、つや姫、ゆめぴりか——私たちが知っているお米の品種は、実は意外と限られています。では、お米の品種は世界にいくつあるのでしょうか。今回は、世界と日本にはどれほど多くのお米があるのか、品種によって何が違うのかを、わかりやすくご紹介します。
世界のお米は何種類ある?
世界のお米について、インターネット上では「4万種類以上ある」と紹介されることがあります。ただし、世界中のお米を統一した基準で数えた、正式な「品種の総数」があるわけではありません。なぜなら、ひと口にお米の種類といっても、さまざまなものが含まれるからです。
- 正式に登録された品種
- 地域で受け継がれてきた在来種
- 品種改良に使われる系統
- 現在はほとんど栽培されていない品種
- 野生のイネ
フィリピンにある国際稲研究所では、世界各地から集められた栽培イネや野生種など、13万点を超える遺伝資源が保存されています。つまり、世界には少なくとも数万規模の、多様なお米が存在すると考えられます。私たちが普段食べているお米は、その広大な世界のほんの一部なのです。
世界のお米は大きく分けると3つ
世界のお米は、形や食感などから、大きく次の3つのタイプに分けられます。
ジャポニカ米
日本で一般的に食べられている、短く丸みのあるお米です。炊くと粘りが出やすく、ふっくら、もちもちとした食感が特徴。おにぎりや丼、和食などに向いています。
インディカ米
細長い形をしたお米で、世界では広く食べられています。粘りが少なく、炊き上がりがパラッとしているため、カレーやビリヤニ、チャーハンなどとの相性に優れています。
ジャバニカ米
ジャポニカ米より粒が大きく、幅も広いタイプのお米です。東南アジアや中南米などの一部で栽培され、やや粘りがありながら、しっかりとした食感を持っています。
同じ「お米」でも、地域の料理や食文化に合わせて、形や食感が大きく異なるのです。
日本では何種類のお米が栽培されている?
日本で登録を出願したイネの品種は、2024年までの累計で1,170品種にのぼります。ただし、これらすべてが現在、食用のお米として広く栽培されているわけではありません。
農研機構によると、普段食べるうるち米やもち米のうち、産地品種銘柄に設定されているものだけでも、2025年時点で395品種あります。一方、農林水産省が発表している2025年産の「産地品種銘柄」は次のとおりです。
- 水稲うるち玄米:940銘柄
- 水稲もち玄米:137銘柄
- 醸造用玄米:236銘柄
ここで注意したいのが、「品種」と「産地品種銘柄」は同じではないということです。例えば、同じコシヒカリでも、新潟県産、福井県産、長野県産など、産地ごとに別の銘柄として扱われます。そのため、品種数よりも産地品種銘柄の数の方が多くなるのです。
あなたはいくつ知っている?日本のお米10品種
日本には、地域の気候や食文化に合わせて、個性豊かな品種が育てられています。次のうち、いくつ食べたことがありますか?
- コシヒカリ
- ゆめぴりか
- あきたこまち
- ひとめぼれ
- ななつぼし
- つや姫
- はえぬき
- ミルキークイーン
- にこまる
- いちほまれ
名前は知っていても、食べ比べたことがある品種は、意外と少ないのではないでしょうか。同じ白いご飯でも、品種によって甘み、粘り、硬さ、粒の大きさ、香りは異なります。ワインのぶどうやコーヒー豆に種類があるように、お米にも一粒一粒、違った個性があるのです。
なぜ、こんなに多くの品種が作られるの?
日本は北海道から沖縄まで南北に長く、地域によって気温や降水量、日照時間などが異なります。そのため、同じ品種を全国どこでも同じように育てられるわけではありません。お米の品種改良では、次のようなさまざまな特徴を持つお米が研究されています。
- 寒さに強い
- 暑さに強い
- 病害虫に強い
- 倒れにくい
- 収穫量が多い
- 甘みや粘りが強い
- 冷めてもおいしい
一般的には、性質の異なる品種同士を交配し、両方の良い特徴を持つ稲を選び出します。しかし、新しい品種を作るには、約10年もの年月がかかります。何度も栽培と選抜を繰り返し、その土地で安定して育つか、おいしいお米になるかを確かめて、ようやく一つの品種として世に出るのです。
「ゆめぴりか」は約15万株から選ばれた一つ
北海道を代表する品種「ゆめぴりか」も、長い年月をかけた品種改良によって誕生しました。開発が始まったのは1997年。研究では、およそ15万体もの交配した稲について、食味、収量、寒さへの強さなどが調べられました。その中から選び抜かれた、たった一つの品種が「ゆめぴりか」です。
開発にかかった期間は約10年。甘みが強く、もちもちとした食感を持つゆめぴりかの一粒には、研究者たちの長い挑戦と、北海道でおいしいお米を作りたいという想いが詰まっています。
品種が違えば、おいしさも変わる
お米を選ぶとき、産地や価格だけを見て選んでいる方も多いかもしれません。しかし、品種に注目すると、お米選びはもっと面白くなります。
- 甘みと粘りを楽しみたいなら、ゆめぴりか
- ほどよい粘りとバランスを求めるなら、ななつぼし
- もちもちとした食感が好きなら、ミルキークイーン
- 粒立ちの良さを楽しみたいなら、つや姫
など、好みや料理に合わせて選ぶことができます。「どのお米が一番おいしいか」ではなく、「自分はどんなお米が好きなのか」を知ることが、お米選びの第一歩なのです。
ベルタマルシェがお届けする「特別栽培米 ゆめぴりか」
ベルタマルシェでは、北海道南幌町・城地農産が育てた特別栽培米ゆめぴりかをお届けしています。農薬と化学肥料の使用を、北海道の慣行基準より50%以上抑えて栽培。収穫後は籾のまま低温で保管し、ご注文をいただいてから精米する「今摺り」にこだわっています。
数あるお米の中からベルタが選んだのは、甘み、粘り、ツヤを楽しめるゆめぴりか。世界に数えきれないほどの種類があるからこそ、毎日食べる一杯を、自分の好みで選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
世界のお米には、正式な品種だけでなく、在来種や研究用の系統、野生種などがあり、「全部で何種類」と正確に数えることは困難です。世界最大規模の遺伝資源コレクションには、13万点を超える栽培イネや野生種が保存されています。日本でも、食用として栽培されている品種だけで数百種類。普段何気なく食べている白いご飯にも、甘み、粘り、香り、粒立ちなど、品種ごとの個性があります。
次にお米を選ぶときは、ぜひパッケージに書かれた「品種」にも注目してみてください。まだ出会ったことのない、お気に入りの一杯が見つかるかもしれません。
よくある質問
Q. お米は世界で正確に何種類あるのですか?
統一された基準での正式な総数はありません。在来種や研究用の系統、野生種などを含むためです。国際稲研究所には13万点を超える遺伝資源が保存されています。
Q. 日本のお米の品種は何種類ですか?
登録を出願したイネの品種は2024年までの累計で1,170品種。うち、産地品種銘柄に設定されたうるち米・もち米だけでも2025年時点で395品種あります。
Q. ジャポニカ米とインディカ米の一番の違いは?
ジャポニカ米は短く丸く、炊くと粘りが出てもちもちした食感。インディカ米は細長く、粘りが少なくパラッとした食感です。和食にはジャポニカ米、カレーやビリヤニにはインディカ米が向いています。
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